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陸屋根の防水工事について🖌️
2023年12月14日(木)
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プロタイムズ古河店 株式会社渡辺塗装です。
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こんにちは🍂
今日はとても天気がよいですね✨
さて今回は、陸屋根の防水工事についてご紹介させていただきます😊🖌️
陸屋根の防水工事を行なってから数年が経過。そろそろメンテナンスをしなければと考えるけれど、どの防水工事にすればいいのかわからずそのままにしていませんか?
傾斜がなく、平らな陸屋根は、雨が降ったとき通常の屋根よりも水はけが悪く、防水効果が切れた途端に雨漏りを発生する可能性を持っています。いまは大丈夫でも、雨漏りが発生する前(劣化の初期段階)に、陸屋根を防水することで費用を安く抑えられ、お家を長持ちさせることができます。
1.陸屋根の特徴と防水のタイミング
①陸屋根の特徴
陸屋根(りくやね、ろくやね)とは傾斜のない平らな屋根であり、平屋根ともいいます。屋上庭園を作ったり、洗濯物干し場として利用したり、屋上スペースを有効に活用できます。さらに、平らであるため足場を設置するなどの手間がいらず、通常の屋根と比較してメンテナンスが容易です。
屋上までの階段を設けている場合は、屋上の点検作業も簡単に行なうことができます。
マンションなどの高層建築物に多く見られ、最近では技術の向上やデザイン等の観点から一般住宅でも見かけるようになりました。
②なぜ陸屋根は防水する必要があるのか
通常の屋根より雨漏りの危険性が高いからです。
通常の屋根と比較して傾斜がほとんどないため、雨が降った時水はけが悪く、屋根の防水性切れた時点で雨漏りに直結する可能性があります。
③防水工事をするタイミングと見分け方
メンテナンスは早めの方が費用も安くなるため、屋上までの階段を設けていて実際に確認できる方や近くに高い建物などがあり、高所から屋根を目視できる方は定期的に下記の項目をチェックしておきましょう。
望遠鏡などを使って少し離れたところから劣化症状が見えた場合、実際はよりひどい状態の可能性があるため、早めに業者に依頼してきちんと確認してもらうことをおすすめします。
陸屋根を覗くことができない場合は、防水工事をしてから5~10年を目安にして業者に診断を依頼すると良いでしょう。
雨漏りが発生してからでは手遅れです。イチオシは、陸屋根がいまどんな状態なのか写真を撮ってもらうよう業者に依頼し、自分でチェックすることです。防水工事が必要だと言われた時には、その理由を業者に尋ねておくと安心です。
【早めのメンテナンスを検討しましょう】
・雑草が生えている
・目地がひび割れている
・コンクリートにひび割れがある
・ルーフドレン(水を流すための排水溝)の周りにゴミがたまっている
・雨の日に屋根の一部に水がたまっている
すぐ補修すべき!というわけではありませんが、なにかしらの問題があり、少なからず防水効果が落ちてきています。
ルーフドレンの周りのゴミを取り除く、業者に依頼してきちんとチェックしてもらうなど、早めのメンテナンスが鍵となります。
※雑草は、防水層まで根が生えている可能性があるため、むやみに抜くのはやめましょう。
【すぐ防水工事を依頼!】
・室内で雨漏りが発生している
・防水工事をしてから10年以上経過している
・防水層が膨れている
・ルーフドレン(水を流すための排水溝)が詰まっている
・剥がれたり壊れている部分がある
雨漏りしていなくても上記の症状が出ている場合、防水効果がかなり薄くなっている可能性が高く、いつどのようなタイミングで雨漏りに繋がるかわかりません。早めに業者に依頼して対処した方が良いでしょう。
2.陸屋根の防水工事の種類
陸屋根の防水工事には、大きく分けて3種類あります。塗る工法、貼る工法、どちらも利用した複合工法です。
①塗る工法(塗膜防水)
現場で液状の防水材料を塗り、防水の膜をつくる工法です。ウレタン防水工事とFRP防水工事の二種類があります。
※迷ったらこれ!ウレタン防水工事※
液体のウレタンを複数回塗ることによって防水層を形成し、雨の浸入を防ぐものです。液体状のウレタンは複雑な形をした陸屋根面でも継ぎ目のない完全な防水層を形成できます。工程が単純なので安価で工事日数も少なくて済むので補修時に最も選ばれる防水工事です。
耐久年数は10年前後と短めですが、重ね塗りが可能なのでメンテナンス費も安く済みます。さらに、別の素材の防水材があってもそのまま上から施工できるため、撤去費用もかかります。
乾燥に時間がかかるため、定期的に人が行き来するマンションの通路(廊下)には不向きです。その他にも、均一に塗装しにくい面があります。専用の機器を利用すれば、ある程度解決できますので、気になる方は業者に確認しておくと良いでしょう。
②貼る工法(防水シート)
シートを下地に貼り付ければ完成する簡便性が特徴で、安価な工法です。塩化ビニールシートとゴムシートの2種類があります。
※デザインが豊富!塩化ビニールシート防水工事※
塩化ビニール樹脂の防水シートを接着剤などで、陸屋根面に貼っていく改修用防水工事です。意匠性に優れ、色や模様がプリントされたものもあるため、出入りのある屋上やマンションの通路などひと目につく場所におすすめです。ウレタン防水の次に人気のある工事です。
施工後、軽歩行も可能です。日光による紫外線や熱、オゾンに対して優れた耐久性を持っています。基本的にメンテナンスの必要がなく、長期的なコストパフォーマンスが高い防水工事ですが、シートのつなぎあわせなど工事の難易度が高いため、依頼する際には施工実績のある業者を選びましょう。
高層ビルなどの強風が予想される場所ではシートが飛ばされる可能性があるため不向きです。シート状の防水材は平滑な陸屋根の方にも最適です。
※部分的な補修なら!ゴムシート防水工事※
シート状に成形した合成ゴム系の防水シートを、接着剤やテープなどで陸屋根面に施工する改修用防水工事です。短工期・低コストのため、応急処置として部分的に補修したい方におすすめです。
ゴムは伸びるため、地震などに強く昔は主流の一つでした。接着剤が剥がれやすかったり職人による質のばらつきがし生じやすい面もあるため、依頼する際には施工実績のある業者を選びましょう。
ゴムシートの保護層として塗装材を厚塗りすれば、軽歩行も可能です。
③アスファルト防水
合成繊維不織布にアスファルトを含ませたシートを貼り重ねていく工法です。歴史ある工法のため信頼性が高く、新築時の防水工事はほぼすべてアスファルト防水が採用されています。
歩行するためには保護モルタルを貼る必要があり、屋根が重くなるため、木造住宅には不向きです。しかし防水性能は高いため、人が立ち入らない場所に良いでしょう。大きく分けて、トーチ工法と常温工法という2種類の施工工法があります。
トーチ工法
シートの裏面に含ませたアスファルトを、トーチバーナーで炙りながら液状化し、塗るように貼りつけていく工法です。器具を用いて簡単に施工でき、シート同士を接合させる際隙間なく溶着させることが出来るため、施工不良を減らすことができます。
常温工法
常温で材料を付着させる工法のことです。液状のアスファルト材を使い、シートを複数枚交互に貼り合わせていきます。「冷工法」とも呼ばれます。トーチ工法と比べて接着技術を要しますが、熱による溶融が不要のため煙や臭いといった周辺や環境への影響がほとんどありません。
④耐久年数別防水工事一覧
*ウレタン防水*
【耐久年数】12年前後
【メリット・デメリット】
目立った短所がなく、改修工事で迷ったらウレタン防水がいいでしょう。主流。施工場所を選ばず、複雑な形でも採用可。施工が容易なため、工期も短く済み、低コスト。
*FRP防水*
【耐久年数】10年前後
【メリット・デメリット】
陸屋根に人が出入りする方におすすめです。新築に多い。
軽量ながら強靭な耐久性。歩行のみならず車両の走行も可能。定期的にトップコートを塗り替える必要があります。
*シート防水(塩ビ)*
【耐久年数】13年前後
【メリット・デメリット】
下地の撤去がいらないので、改修工事に最適です。
安価で色やデザインを選ぶ。紫外線・熱・オゾンに対して優れた耐久性を持つ。軽歩行も可。下地が平らである必要があります。
*シート防水(ゴム)*
【耐久年数】13年前後
【メリット・デメリット】
安価で目立ちにくいところの工事、応急処置として最適です。
ひび割れに追随する柔軟性があります。接着剤の性能が防水効果や耐用年数に大きく影響されます。下地が平らである必要があります。
*アスファルト防水(トーチ・常温)*
【耐久年数】20年前後
【メリット・デメリット】
工事の手間がかかりますが、防水性能に優れており長持ちするためメンテナンスの回数が少なくなります。信頼が厚く、新築に多い。
人の出入りが多い場合におすすめです。(歩行できるようにするためには重くなります)
3.防水効果を長持ちさせるポイント
①ルーフドレン(排水溝)をこまめに掃除する
防止工事を行なった屋根で受けた雨水は全てルーフドレンと呼ばれる排水溝に流れていきます。排水溝が詰まっていると雨水が流れず、水たまりのある箇所から防水層が劣化していく可能性があります。
陸屋根に出入りが出来る方は、定期的に飛んできた落ち葉やビニールゴミ、土ぼこりを撤去するようにしましょう。もともとゴミが溜まりにくいようにストレーナーというカバーがついていますが、このストレーナーを外してドレン内部も掃除することも大切です。
②色が変わってきたら、トップコートを塗り替える
トップコートは、防水シートなど何らかの防水層を形成したあと、その上から塗ることで紫外線から防水層を守る役割をしています。トップコートが剥がれてくると紫外線や熱の影響によって防水層が急速に劣化します。
ウレタン防水であれば黄色く変色し、硬化してしまい、防水シートであれば黒い防水層が透けてきます。この黒い防水層が見えてくると、太陽の熱を反射せず吸収するため屋根が暑くなり、室内にも影響を与えてくるため、陸屋根の色は要チェックです。目安としては5年おきに塗り替えるといいでしょう。トップコートの中には、10年おきの塗り替えでも大丈夫な高耐久性のものや遮熱効果を持ったものもあります。
4.防水工事は業者に依頼しましょう。
ホームセンター等で防水材や防水シートを購入し、自分で防水したいと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、防水工事は専門性が高いため、専門の業者に依頼した方がいいでしょう。
万が一、自分で行なって失敗したあとに業者に依頼すると通常の工事費より高くかかることも想定されます。通常、防水工事は防水工事を取り扱っているリフォーム店や、塗装業者、工務店などに依頼をします。
しかし、リフォーム店などが自社で防水工事を手掛けるのは稀で、工事自体は提携している専門業者が行なうのが一般的です。さらに防水工事専門業者がすべての防水工事ができるというわけでもなく、だいたいウレタン防水や塩ビシート防水などいずれか一つの工法に特化しています。つまり、リフォーム店などは劣化状況やお客様の要望に合わせて、最適な工法とその工法に特化した防水工事専門業者を選定することになります。
そのため、いい防水専門業者に工事を行なってもらうためには、正しい防水工事の知識を持った業者に依頼することが需要になってきます。
※工事保証やアフターフォローを確認しましょう※
工事保証やメンテナンス、アフターフォローなどのサービスがあり、分かりやすく説明してくれるかは重要なポイントです。保証期間はさまざまありますが、保証期間は何年なのかなぜその期間なのか必ずはっきりさせ、保証書など書面で出してもらいましょう。結局何年保証で何をしてくれるのかわからない、口頭だけの約束は後々何かあったときに対処してもらえないといったトラブルにもなりかねません。
参考にしていただけましたら幸いです😊🖌️
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