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雨漏りは「予防」が重要です❗
2024年09月03日(火)
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こんにちは🌻
今回の記事では「住宅の雨漏りの原因と対策方法」についてご紹介いたします✨
戸建て住宅の雨漏りの原因
戸建て住宅の雨漏りの多くは「屋根」から発生しています。屋根が劣化することで雨漏りとなり、大きな被害を生んでしまうのです。また、屋根と同様に雨漏りの発生原因として多く上がるのが「外壁」のトラブルです。
外壁材そのものに発生するトラブルもあれば、窓やサッシが絡んだ原因も考えられます。そして、ベランダも雨漏りの発生が多い場所です。
これらの場所にどのような原因が発生して雨漏りとなるのかを考えていきましょう。
屋根のトラブル
屋根からの雨漏りが発生する原因は、以下のようなトラブルが発生しているからです。
- ・屋根材が破損している
- ・屋根材が滑落している
- ・ルーフィングシートの防水性が劣化している
- ・野地板が腐っている
- ・雨樋が詰まって水が流れ込んでいる
- ・シーリング材が劣化してひび割れている
ほんの一例ですが、このような「劣化症状」が現れると、屋根からの雨漏りが発生しやすくなります。
特に「破損」しているところは、確実に雨漏りとなって現れてしまうでしょう。屋根材が破損するだけで、下地となっているルーフィングシートや野地板はどんどん劣化していき、性能が低下していってしまいます。
その結果、屋根として機能できなくなり、最終的に雨漏りが発生するようになってしまうのです。
外壁のトラブル
外壁材に劣化症状が現れると、十分な防水性を発揮できなくなっていくことを覚えておきましょう。ちょっとしたひび割れだと思っていても、実際にはすでに許容範囲を超えているということもあり得るのです。
まず、ひび割れというのは「幅0.3mm以下、深さ4mm以下」までしか許容されません。それを超えるような症状が発生してしまうと、いつ雨漏りが発生してもおかしくないと考えられています。0.3mmという大きさは、一般的なボールペンのインク幅以下です。一般サイズが0.5mmで、細めのものが0.3mmですので、見た目にわかりやすい黒いひび割れが発生した時点でアウトです。
外壁のトラブルというと、以下のようなものが考えられます。
- ・チョーキング
- ・苔やカビの発生
- ・塗膜の剥離
これらが直接雨漏りになるということはありませんが、このような劣化症状が発生しているということは、外壁材の表面がすでに正常な状態ではないということの表れなので、いずれ雨漏りが発生するような破損が発生することは容易に想像できます。
窓・サッシのトラブル
窓・サッシのトラブルは、大きく見れば外壁のトラブルとして考えることができます。しかし、もし外壁面に窓が設置されていなければ、ここでご紹介するようなトラブルは発生することはなかったとも言えるので、通常の外壁のトラブルとは別に考えてみてください。
窓が設置されるということは、外壁材を「切り抜いている」ということは理解できるでしょうか。例えば、モルタル壁に「2000mm×1800mm」の掃き出し窓を設置しようと考えた場合、本来であれば全面モルタルで塗り固められる場所を部分的にそのサイズの「穴」を空ける必要があるのです。
正確には、穴を空けてサッシをはめ込むのではなく、サッシを設置した状態でモルタルを塗り上げていくのですが、強度はサッシがある状態の方が弱くなります。
窓・サッシのトラブルとなるのは、以下のような状態です。
- ・角の部分からヘアークラックが発生する
- ・サッシが歪んで隙間ができる
- ・固定用のシーリング材が劣化してひび割れる
外壁材の種類によっては、発生しないトラブルも出てくるでしょう。しかし、これらの原因によって、雨漏りが発生することは間違いありません。
ベランダのトラブル
ベランダも意外と雨漏りの発生原因になる場所です。適切なメンテナンスを施すようにしましょう。万が一、10年以上放置しているという場合には、できる限り早く業者の調査を受けてみることをお勧めいたします。
ベランダからの雨漏りが発生する原因は、以下のようなものです。
- ・防水工事不足
- ・排水溝周辺のゴミ
- ・縦樋の詰まり
- ・外壁との接合面のシーリング材の劣化
ベランダからの雨漏りは「床面」と「手すり笠木」、それに「縦枠」に原因があることが多いです。これらの劣化は、雨漏り発生につながってしまうでしょう。
床面は「防水不良」です。最も一般的で、必ず定期メンテナンスをすべきだと言われる部分なので、しっかりとメンテナンスをするようにおすすめします。
手すり笠木とは、ベランダをぐるりと囲んでいる擁壁部分の一番上で、外壁と最終的に設置するような場所だと思ってください。ここが腐食するということは、囲んでいる擁壁内部に水が入り込んでしまい、構造材に直接雨が流れ込むというイメージを持つとわかりやすいでしょう。
つまり、屋根がない家状態、もしくは屋根に穴が空いているような状態と言っても良いでしょう。
縦枠は、まさに擁壁が外壁に接続される部分のことです。ここは外壁と一体化されていることが多いですが、ちょっとした振動によってひびが入ってもおかしくない場所です。そのため、縦枠に使用されている木材は、非常に劣化しやすい部分だということを忘れないでください。
雨漏りの対処方法
では、実際に雨漏りが発生してしまった時には、どのような対処が必要になるのでしょうか。雨漏りしたから家を建て替えるなんてことは、全く現実的ではありません。
壊れた場所は「直す」ことで使い続けることができるのです。
屋根は「補修と屋根塗装」
屋根の雨漏りは、基本的に「発生原因箇所を補修」することで対処します。「穴を塞ごう」ということです。穴がある状態では、どれだけ上にカバーをかけたとしても、雨漏りの発生リスクは少なくなりません。
状況によっては「シーリング材で埋める」という方法を取る場合もあります。しかし、シーリング材が劣化すれば同じように雨漏りが発生してしまうということを考えると、しっかりと問題箇所の入れ替えや差し替え、適切な補修方法を使用することが望ましいでしょう。
これらの対策を講じた上で、今度は「屋根材に塗装を施す」という工程が必要になります。屋根塗装は、塗料の持つ効果を屋根材に与えることができるので、より効果の大きな製品を使用し、快適な状態を作り出すことがおすすめです。
外壁は「補修と外壁塗装」
外壁材に発生したトラブルも、屋根と同様に「発生原因箇所を補修」することが重要です。ひび割れを埋めることで対処する場合もあれば、劣化した外壁材を差し替えてリフレッシュしてしまうという方法も考えられます。
基本的に「穴埋め」が最も多い補修方法になるので、その際に「埋める」のか「新しくする」のかが工事費用に大きく影響を与える要素となるでしょう。
埋める場合は、シーリング材やモルタル等の「補修材」で対応するのが一般的です。コストも安く抑えられるので、被害範囲が狭い、被害が少ないといった場合には有効的な方法だと言えます。
一方、外壁面に大きく劣化が生じている場合は、外壁そのものを張り替えてしまうか、もしくは重ね葺きで劣化を隠してしまうというのも有効的な方法になります。
この方法は、完全に雨漏りを防ぐことができるのでおすすめなのですが、相応に費用が発生してしまうのがネックになるでしょう。
重ね葺きは比較的安価で工事を行えますが、建築基準の問題から「1度だけ」しか施工することができません。
最終的に、補修した外壁には外壁塗装を施し、長期間安定した壁面を維持するためのコーティングをする必要があります。
窓・サッシは「シーリング材の打ち替え」
窓・サッシからの雨漏りを対処する場合、基本的には「シーリング材の打ち替え」で対処します。窓の設置場所によっては、足場を組む必要すらないでしょう。そのため、非常に安価で対処できることも少なくありません。
しかし、高所で足場を組まなければ工事できないというような場合には、工事費用とは別に足場仮設費用が発生してしまうことも覚えておいてください。
ベランダは「防水工事」
ベランダの雨漏りの多くは「防水不良」が原因です。そのため、メンテナンスは「防水工事」を行うという方法が一番でしょう。雨漏りの発生源を防水シールやシーリング材を打ち込んで埋めてしまうという方法ではなく、しっかりと防水膜を形成し直してカバーするのが重要です。
どのような防水工事を行うのかによっても変わってきますが、ベランダは一般的に「ウレタン塗膜防水」を施していきます。工事コストも安く抑えられ、定期的にメンテナンスを施すことで大きなトラブルに発展することは無くなるでしょう。
戸建て住宅の雨漏りは、屋根や外壁、窓サッシ、ベランダなど様々な箇所で発生する可能性があります。放置すると建物の劣化を早め、快適な暮らしを脅かす原因にもなりかねません。
雨漏りの原因は、経年劣化による破損やひび割れ、シーリング材の劣化など多岐にわたります。早めの対策が大切ですが、もし雨漏りが発生してしまった場合は、原因に応じた適切な補修が必要です。
例えば、屋根の雨漏りには補修と屋根塗装、外壁の雨漏りには補修と外壁塗装、窓サッシの雨漏りにはシーリング材の打ち替え、ベランダの雨漏りには防水工事が有効です。
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