【渡辺塗装】地元古河市の外壁塗装専門店

スタッフブログ

外壁にコケがついてしまうメカニズム

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スッキリしないお天気ですね☔ジメジメしますが気温は落ち着いていますね(^^)

コケってなぜできるの?

家につくコケって煩わしいですよね。でも、いったいコケってどこからきてなぜ繁殖してしまうのでしょうか?

コケの発生は、風に飛ばされたコケの胞子が壁面や屋根に付着する事でおこります。

コケは、林や川べりなどから風によって胞子が飛び、お家に付着すると、湿気を吸って成長をします。

コケはなぜ増えるのか?

コケは、水分や胞子などの栄養分があるとどんどん増えていきます。

特に温度や雨などで湿度が上がる箇所は繁殖が早いため、劣化して防水性が低下した外壁や屋根に含水率が増えるとコケが増えやすくなります。

コケができやすい家の特徴

では、コケが付きやすい家にはどんな特徴があるでしょうか。自分の家にあてはまるか、下記、チェックしながら見てください。

■環境から見るコケの生えやすい家

環境 理由 対策
川べりに面した家 湿気が上がり、コケの繁殖に適した環境です。 地面の湿気を取るだけでもコケは軽減されるので、土壌に軽石などをまぜるだけでも対策になります。
林、森など樹木に面した家 胞子が飛んできやすく、家に付着しやすくなります。 定期的に外壁の掃除をする事で軽減できます。市販の苔洗浄剤で洗浄します。
日当たりの悪い家 日当たりが悪いと、外壁表面が乾燥しにくいので湿度が高くなりコケが繁殖しやすいです。 地面の湿気を取るだけでもコケは軽減されるので、土壌に軽石などをまぜるだけでも対策になります。
風通しの悪い家 風通しが悪いと、外壁表面が乾燥しにくいので、湿度が高くなりコケが繁殖しやすいです。 塀によって風通しが悪くなっている場合には生垣にする事で風通しを確保できます。

■外壁材から見るコケの生えやすい家

外壁材 理由 対策
モルタル壁  

 

モルタルは、砂とセメントを主原料とした仕上げ外壁材です。曲面にも施工でき、仕上げ方に自由度があります。 

写真のように独特な凹凸がついてるのが主です。その為、溝に水がたまりやすく、コケが繁殖しやすい仕上げ材です。

家庭用洗浄機などで、定期的にコケの胞子や油脂を洗い流すことでコケの繁殖を防げます。
リシン/スタッコ壁  

 

リシン/スタッコ壁は、アクリル塗料に骨材を混ぜた塗料で形成されます。通気性や透湿性に優れており凹凸があります。 

多彩模様や整形時の凹凸の多いデザインは水や汚れがたまりやすく、コケが繁殖しやすいです。

家庭用の洗浄液でこすると、骨材が取れ、露出した下地に雨水が浸入するリスクがあるので、防カビ・防藻機能のある塗料で未然に防ぐことをお勧めします。
サイディング壁  

 

窯業系サイディングは、日本の戸建でもっとも使用されている建材です。近年は、デザイン性の高いサイディングが多く販売されています。 

凹凸の多いデザインは水や汚れがたまりやすく、コケが繁殖します。

凹凸の少ないものの場合、定期的に家庭上高圧洗浄機などで洗い流す事で綺麗になります。水はけの悪いお家の場合、業者にバイオ洗浄を依頼して清潔さを長く保ちましょう。

自然に囲まれた郊外のお家などは特にコケが繁殖しやすいです。また、日当たりの悪い北面の外壁などはよりコケが繁殖しやすいです。

家と家の間が狭かったり、高い塀で囲んであったりする場合は風通しが悪いため、コケが生えやすく注意が必要です。

コケを放っておくと起こる劣化現象

コケを放っておくとどのような劣化に繋がっていくのでしょうか。

劣化現象 理由 進行すると…
建材への浸水 コケは水分を含み、保水する力がある為、建材が常に湿っている状態になります。ゆっくりと、壁面に水が浸み込む恐れがあります。 窯業系サイディングが外壁材の場合、水を常に吸っていると反りなどの劣化に繋がる可能性があります。
コケのさらなる増殖 コケを放っておくと、水分を吸ってさらに増殖をします。特に、コケが胞子を撒く時期に一層増えていきます。 コケは水を含む性質を持っているため、常に外壁材に水が触れている状態になります。仕上げ材の塗膜膨れや剥離が発生する可能性もあります。

コケは植物、カビは菌類

コケもカビも外壁を汚らしく見せてしまう、煩わしいものですが、そもそもなにが違うのでしょうか?
コケとカビの違いと共通点についてご説明します。

 

種類 特徴 見分け方
コケ(蘚苔類) コケは陸上植物です。コケは小型のコケ植物、ダ類、種子植物の総称です。胞子によって、増殖します。植物の為、水分と光合成が必要で、乾燥や日光の不足により枯れる場合があります。 植物の為、基本的に深緑から黄緑色など緑系統の色をしており、茎と葉を持っています。完全に日光があたらない場所には生えません。
カビ(真菌類) カビは菌類です。有機物のの上に発する菌類、菌糸の集まりをカビといいます。カビ菌によって増殖します。適切な温度と、80%以上の湿度、少量の酵素と有機物があれば無制限に増殖をする事が可能です。 植物では無いため、黄色や白、黒、赤などあきらかに緑系統の色ではない場合それはカビです。また、日光がなくとも増殖するため完全に日の当たらない部分に生えている場合カビの可能性が高いです。
地衣類 地衣類は菌類と藻類の共生生物です。菌糸で作られた構造の内部に藻類が共生しており、藻類の光合成産物によって菌類が生活するものです。一見コケにも似ていますが、構造は全く違います。 緑藻を持つものは、銀色を帯びた白っぽい緑か薄い青緑をしています。
藍藻類を持つものは青みを帯びた黒っぽい色です。地衣類には規則的な葉のような形をもつものはほとんどありません。

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